NOVA90のレインソータについて書いたところ,何人かの知人が興味を持ってくれたので,もう少し詳しく情報提供をしたいと思います.
レインソータは,屋根に降り,雨樋を伝ってきた雨水をろ過するものです.
だから雨樋の,そのパイプのところに設置して,ろ過した雨水を貯水槽に貯めます.
雨水というのは,降り始め3mmくらいまでは汚れているそうで,ろ過しないでそのまま貯水槽に貯めると水が腐ったり,ボウフラが沸いたりしてしまいます.
私の祖父も,古いお風呂(バスタブ)に雨水を貯めて,畑の水遣りをしていましたが,藻が浮いたり,夏場には虫がわいたりと,大変でした.
(ろ過の重要性がわかりますね!)
このレインソータにはシングルろ過と,ダブルろ過の2種類があり,ダブルのほうだとそのままトイレの洗浄水にも使えるそうです.
節水,防災の意味でもとてもニーズがあると思います.
どちらも設置は日曜大工程度の作業ででき,メンテナンスも簡単とのことです.
以下に,レインソータに関するメールのやりとりといくつかの情報,技術開発に対する私の考えを少し書きましたので,お時間のあるときにぜひ読んでみてください.
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レインソータのカタログを請求するフォームにご意見・質問欄があったので,
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このレインソーターもこれからの時代とても重宝する製品になっていくと思いますが, 貯水量がいっぱいになった時点で浸透マスとしての役割を始めるような,新しい技術開発をする予定はありますか?
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と,コメントしたところ,
m-Do! projectの松本様からとっても親切なお返事をいただきましたので,その一部を抜粋します.(掲載の確認済み.)
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レインソーター自体は樋から雨をタンクに流す際、ゴミなどを取り除き、ろ過をしながら集水する装置ですが、竪樋に取付け位置によ り、貯水槽が満水になると樋に流れるよう出来ますので、樋の先が浸透マスに繋いであればその機能をはたす事になります。
弊社で浸透マス的な製品の開発予定は現在ありませんが、他の企業等と今後技術・意見交換などして雨水利用がより身近になることに貢献できればと思っておりますので、今後とも宜しくお願い致します。
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また,
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宜しければ、
雨水市民の会のホームページも、一度お越しください。
雨水について詳しく掲載しています。
トップページのバングラに調査に行った松本理事とは、私の事です。
現在、会ではバングラデシュ、ネパールの雨水タンク、バイオトイレなどの支援・調査を行っています。
9月末には、ふれあい館で関野さんも呼んでイベントを開催する予定ですので、お越しください。(詳細が決まれば、HPに掲載します)
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というお便りもいただきました.
墨田区での活動だけに留まらず,海外での雨水活用支援まで行っていらっしゃるなんて,とてもびっくりしました!
NOVA90のように,異業種が交流し,より良い商品を開発しようという取り組みが,こんなに社会に役に立つものを生み出しました.
大企業に左右されがちな中小企業や町工場が,私たち消費者の立場でものごとを観察し,彼らにしか創造できないような商品を開発するというのは,夢があって素晴らしいことです.
これからの時代,本当に役に立つ技術,人に感謝される技術の開発,そしてもしも感謝はされなくてもどこかで誰か・何かのためになるようなことを,みんながお互いにしていく必要があると思います.
その,良い例を学ばせてもらった気がします.
私もますます積極的に行動していきたいと思いました.
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