行きの飛行機で見た映画.
「rabit-proof fence」は1931年のオーストラリアから話が始まります.
当時,アボリジニの混血児を白人化しようとする政策がとられており,アボリジニの子どもを親から遠く引き離して白人に近づくための教育が行われていたらしいです.
そして,映画の主人公は3人のアボリジニの少女.
収容された施設から,母の元へ帰りたい一心で暑い大地を歩き始めます.
地理はわからないけれど,故郷につながる1本のフェンスに沿って逃げていく少女達は数々の困難を乗り越えながら,なんと1500マイル(≒2400km)も歩くのです.
機内プログラムには字幕がなかったので細かいことまではわからなかったけれど,当時は白人が一番,という考え方が主流だったらしく,アボリジニの人々を全く尊重していなかった様子が見うけられました.(しかも実話です)
オーストラリアの先住民族はアボリジニ.
後から来た白人がアボリジニの生活・文化を踏みにじってはいけないよね.
間宮林蔵のように,その地の人々と生活を尊重する国際協力エンジニアになろう.
映画としては,私の持つ「地球(土)とつながった力強いアボリジニ」というイメージそのままの,素晴らしい作品でした.
※ 以前,ナガツグ君が教えてくれたナントカ1500マイルって,これかな?